刈谷衣浦LC最後の寄贈

地域の子どもたちにエール

 2025年3月末で、55年の歴史に幕を下ろす愛知県の刈谷衣浦ライオンズクラブ(LC)が、刈谷市軟式野球連盟所属の少年チーム12団に、約200万円分の野球道具などを寄贈。2月16日、総合文化センターで各チームに目録を渡しました。
 寄贈したのはベースやタープテント、試合球、ピッチャープレートなど。購入には、積み立ててきた活動資金を活用しました。  
 同LCは1970年12月に発足。「継続的な地域社会への奉仕」をモットーに、障がい者支援や中学校での薬物乱用防止教室など、さまざまな活動に取り組んできました。中でも、少年軟式野球大会「刈谷衣浦L
C杯」を45年にわたって開催。青少年たちの健やかな成長をサポートしてきました。
 川松真悟会長は「おかげさまという思いと、生まれ育った刈谷に何か還元したいという思いが活動の原動力でした」と振り返り、「会員の高齢化などで会は解散となりましたが、今後も形を変え、地域と関わっていきたい」と話しました。
 同会は解散前に、社会福祉法人ひかりの家に施設建設支援金300万円、市内の幼児園・保育園にも防災啓発教材費200万円を寄付しました。

【野球道具を寄贈した刈谷衣浦LCと「これからも頑張ります」と応える球児たち】

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