碧南 ハザードマップ もしもの時に備えて
碧南市は「地震」と「洪水&高潮」の2種類のハザードマップを発行しています。どちらも平成29年3月に同市が名古屋大学減災連携研究センターと共同研究で作成したものです。
地震のハザードマップには、地震が起きた時に取るべき行動や、発生後の街の状況、過去の地震の歴史などが記載されています。また、阪神・淡路大地震や東日本大震災と同規模の地震が発生した際に同市で予測される被害についても建物被害や人的被害、ライフライン被害の予測がそれぞれグラフや表で掲載されています。
裏面には同市の地図が載っており、津波最大浸水分布図(理論上最大想定モデル)が表されています。自分の住んでいるエリアが色分けされているので、一目で分かるようになっているほか、地震発生後30分~240分後までの時系列津波浸水分布図も合わせて表記されています。
避難施設を示す表は一時退避場所、避難所、火災時退避場所の3種類が津波、洪水、高潮のどれに対応できるか〇、△、×と記号で表示されています。
洪水&高潮ハザードマップも地震と同様、市内で予測される被害や水害の備え、高潮のメカニズムなどが載っています。洪水浸水分布図(想定最大規模降雨)は、矢作川の洪水予報区間について1000年に1度発生するかどうかの降雨による浸水被害の想定を図面で表示。
高潮被害については、日本に上陸した既往最大台風の「室戸台風」級の台風が、伊勢湾台風のコースを通過した場合に発生する高潮による浸水想定や範囲、深さが最大ケースで示されています。
ハザードマップは市役所防災課で配布しています。