和の世界広がる作品展
20日まで 茶亭萬屋 シライトソウにちなんで開催
茶道家の村瀬淳次さんが経営する「茶亭 萬屋」(山町)で5月16日に開かれた「白糸茶会」に関連した作品展が行われています。6月20日までの午前10時~午後5時、金曜・土曜休。
同店の庭に約30年前から咲くシライトソウにちなんで名付けた茶会。孫娘の誕生を機に始め、作品展も開催、今年で15回目です。
作品展には、村瀬さんを含め市内外の5人が出品。村瀬さんは茶道具の「茶杓」と茶杓を入れる「筒」、花を生ける「花入れ」などの竹工芸を出展。市内在住の近藤利夫さんが描く5センチ×7センチの油絵、近藤博子さんのろうけつ草木染などが並びます。
その他、安城市の杉浦一久さんの書やてん刻、豊明市の中川高史さんの写真や陶芸、北海道の藤田直平さんの陶芸など、店内には和の世界が広がっています。作品は敷地に据えられている、みそだるの茶室にも飾られ、一部販売も。
例年100人以上が訪れる茶会は、今回は20人ほどと規模を縮小して実施。村瀬さんは「コロナの影響でいろいろなことが自粛になり、文化面も同様です。清楚でかれんなシライトソウを見ながら、作品も楽しんでください」。