取れたて野菜と果物並ぶ

三井さんら運営の無人販売棚

【野菜や果物を直売する三井さんら】

 八橋町の三井欽雄さんの畑に、野菜の無人販売棚「東畑軒先販売スタンド」が設置されて1年がたちました。
 三井さんが市の農業委員を担っていた昨年、市から同スタンドの設置を依頼されたのがきっかけ。内藤悟さん、林弘純さん、長谷川修さん、塚本善孝さんを誘い、5人で出荷を始めました。
 スタンドの中には常に旬の野菜や果物が置かれ、今は夏野菜のナス、ピーマン、トウモロコシ、オクラ、ミニトマトなどが並んでいます。半分に切ったスイカには糖度を記載。プラムなどは食べ頃が分かるよう表示してあります。
 6月は1カ月間で計336点を出荷し、ほとんどの品を100~300円で販売。「無人販売ですが、1年続けてきてトラブルはほとんどありません」と三井さん。場所が市境とあって、地域住民だけでなく、近隣市から買いに来る人も多く、棚の商品は一日で売り切れてしまうほどの盛況ぶりです。
 JA産直市にも出品している塚本さんは「近くの人が食べてくれるのはうれしいね」、内藤さんも「毎日が楽しみになっています」とやりがいを話す2人。三井さんは「取れたての新鮮野菜・果物ばかりです。通り掛かりの際は、ぜひどうぞ」と笑みがこぼれます。
 同スタンドは、一昨年度から2年間、実施されていた都市農業の機能を考えるプロジェクトの一環として知立高校と安城農林高校の生徒たちで製作。地元の野菜の大切さや、おいしさを身近に感じてもらおうと作られました。市内10カ所に設置されています。問い合わせは知立市経済課へ。

知立くらしのニュース2020.07.07掲載

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