安城で「あいちいちじくコンテスト」

糖度十分、赤~く丸々ふっくら

 収穫が最盛期を迎えたイチジクの品評会「あいちのいちじくコンテスト」(愛知県、JAあいち経済連、県果樹振興会主催)が8月25日、安城市赤松町のJAあいち中央総合センターで開かれました。

【コンテストの様子。審査員はフェースシールドを着用】

 コンテストには県内の栽培農家から桝井ドーフィンとサマーレッドの2品種234点が出品されました。県農業総合試験場や青果物市場関係者らが実の色や形、糖度などをチェックし、特選19点、入選51点を選出。最高位の農林水産大臣賞は碧南市の岩月さんが栽培した桝井ドーフィンが選ばれました(審査結果)。審査員は「天候の変化にも的確に対応し、栽培管理に努力されたのが分かります」と話しました。

 愛知県はイチジクの栽培面積が全国1位、収穫量は同2位。安城、碧南両市を中心とした西三河地域などで盛んに栽培されています。今年は7月までは記録的な豪雨と日照不足で病害や生育遅延が発生しましたが、8月に入ると日照不足が解消されて太陽の光をたっぷり浴びて糖度がアップ。平均糖度は16.9%(昨年15%)、最高糖度は23.6%(同22.1%)でした。旬の今の時期は皮ごと食べられ、ポリフェノールが摂取できておすすめだそうです。

関連記事一覧