手紙のように知立の歴史語る
ズームアップぴーぷる
知立の歴史ぶらり探訪『翁のいざない』筆者
鈴木彰治さん(81)
「自分だけが知って喜んでいたことを『翁のいざない』で、手紙のように伝えられて良かった」
坂本龍馬、伊能忠敬など歴史上の偉人に思いをはせる一方、身近な物事に目を向けながらつづった「知立の歴史ぶらり探訪『翁のいざない』」。前号(8月7日
発行)の第50話100回目をもって最終回を迎えました。
「約10年、ひと仕事終わったという気持ち。『楽しみに読んでいるよ』と声を掛けられるなど、うれしいことがたくさんありました」
その時々の出来事が振り返られ、ネタにもなると新聞や雑誌で気になる記事や写真をスクラップ。知立にちなんだ絵や写真、短歌、曲(歌)を制作し、作品展で発表したり、趣味のウクレレでご当地ソングを披露したり。
現役時代は高校の体育教師。学生の頃から打ち込んだバスケットボール部の顧問をし、「かなり熱血教師だった」。赴任地の歴史や文化を調べるのは当時からのポリシーで、知立高校や知立東高校でも教壇に立ちました。
「これからは自分のために、でも、皆さんに喜んでもらえることもやっていきたい」。八橋町在住。