使い心地に太鼓判 知立でマスク作り
「土筆の会」で活動の小川さんが制作
市や安城市で健康づくりリーダーを務める傍ら、手芸グループ「土筆の会」でマスク作りを担う小川芳恵さん。「小川さんが作るマスクは使い心地がよくて評判なんですよ」と、会のメンバーからも太鼓判を押されています。
小川さんのマスク作りは、新型コロナウイルス感染症の影響で担当する「やるっぴ! まちかど運動教室」や高齢者サロンの講座などが3月から中止になったことから。その頃、マスク不足が深刻となり、これまで子ども用マスクを作っていた経験を生かして大人用も作り始めました。
形や布にこだわり何度も試作。立体型で鼻に当たる部分にワイヤーを入れ、内側にフィルターが挟める今の形にたどり着きました。
販売用以外にも友人や市内保育園から頼まれたり、全戸配布された「アベノマスク」を立体マスクに作り替えたり。これまでに約1000枚作りました。
最近ではウイルス除去に加え、涼しさも追求し、レースや手拭い、浴衣素材など見た目も涼しげなマスクを制作。小川さんは「会の皆さんの協力で楽しく作業しています。必要と言ってくださる方がいる限り作っていきたい」とほほ笑みます。
土筆の会は平成25年度の市婦人会が前身。マスクは、同会が作る布小物とともに八ツ田町のメープルけやきやパティオ池鯉鮒内喫茶シエロで販売(大人用300円~)。収益金を市社会福祉協議会や福祉団体、市制50周年記念事業などに寄付しています。
知立くらしのニュース2020.09.11掲載