コロナ対応の防災訓練知立で開催
市職員らが避難所開設訓練を体験
市は新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた避難所運営の研修を2日、市中央公民館と知立中学校体育館で行いました。
避難所の開設や設営の基礎を学び、災害時にスムーズに運営できるようになるのが目的。平成30年度に作成したマニュアルを、コロナ対応用に作り変えている段階です。
研修には林郁夫市長をはじめ避難所開設や保健班を担う市の職員の他、市自主防災会連絡協議会の役員計40人が参加。災害救援活動や防災活動に取り組むNPO法人愛知ネットの内藤瑶さんからコロナ禍での運営のポイントなどを聞きました。
実践では、体育館に間仕切りやテント、段ボールベッドなどが設置され、使い心地や寝心地を体感。「事前受付」と「本受付」の手順も確認し、体験した職員は「いざというときにスムーズにできるか、待っている人がピリピリしないか心配」。内藤さんは「住民を落ち着かせてもらえるよう、日頃から地域の人たちとつながりをつくってほしい」と話しました。
同協議会相談役の加藤浩一さん=山町=は「地域によって状況が違い、コロナの影響で避難所に入れる人数も決まってくる。一人一人に災害に備えてもらい、避難所に来る人を減らせるよう自助を強化していかなければならない」。
市総合防災訓練は来年1月24日に行われる予定です。
知立くらしのニュース2020.09.25掲載