体験通して地域の担い手へ

竜北中1、2年生が防災学習で体験

【簡易担架を体験する生徒ら】

 竜北中学校1、2年生が9、10月に、命の尊さを学びながら防災意識を高める体験活動を行いました。
 1年生約240人は10月7日に実施。市消防団や自衛隊、保健センター、地域企業、ボランティアの大学生らが設置した11講座で実践しました。
 生徒たちは簡易トイレや手回し発電ライト、新聞や紙のスリッパ・コップ作り、目の不自由な人の誘導、持ち出し袋の中身を考えるなどの各コーナーで、避難所生活で使う備品を作ったり試したり。担当者から熱心に話を聞いていました。
 いざという時に役立つ知識も学び、ロープワークが印象的だったという大野侶梛さんは「簡単に結ぶだけだったのにほどけにくいのがすごい。実際に災害が起きた時に生かしたい」。「海で溺れた時にロープを使って助かる方法を教わったので役立てたい。いろいろ体験をして関心が高まりました」と牧野絢友さん。小嶋悠斗さんは「毛布で担架を作って運んだり、ポンプ車のホースを投げたりするのは難しかった。災害時には人を助けたい」と幾つかの講座で体験していました。
 吉富靖校長は「体験することで防災に関心を持ち、地域の担い手になってもらいたい」と話しました。

知立くらしのニュース12月13日掲載

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