ダブルダッチやろうよ!

刈谷市の佐久間さんが普及に情熱

【跳び方などを手ほどきする佐久間さん(左端)】

 2本のロープを回し、3人以上の選手たちが縄跳びのテクニックやパフォーマンスを競うダブルダッチ。この競技を全国に普及させようと、刈谷市井ケ谷町の佐久間駿さん(27)が今年、一般社団法人「HOT.D.D.C」を設立。スクールを開設し、小中学生への指導に力を入れています。

 毎週土曜の午前、同市築地町の多目的施設「UBクリエイティブベース」で開かれている刈谷スクール。7月から活動をスタートし、子どもたちがダブルダッチの練習に取り組んでいます。佐久間さんが実演を交えながら、跳び方や縄の回し方などをアドバイス。「子どもたちが自分で課題を見つけ、考え、上達していく姿が頼もしい」と目を細めます。

 山梨県出身。高校時代に競技と出合い、アクロバティックな演技や仲間と一緒にプレーする楽しさに魅了されました。その後、中央大学に通いながら、日本大学のダブルダッチサークルに所属。横浜のクラブチーム「ZERO」のメンバーとして、国際大会で優勝した経験もあります。

 就職で刈谷に移り住み、エンジニアとして働いていましたが、「ダブルダッチは素晴らしいスポーツ。三河から全国へ盛り上げていきたい」と退職。現在、県ダブルダッチ協会の理事も務めています。

 「いろいろなスポーツに生かせる幅広い運動能力を養うことができるだけでなく、助け合う心や人間関係の教育にもつながると思います。レギュラーや補欠もありません」

 刈谷、豊田、岐阜でスクールを開き、小中学生を中心に約70人が所属。指導の他、体験会を企画するなど忙しい毎日を送っています。「全国どこにでもダブルダッチができる拠点や団体がある環境をつくりたい。夢に向かって頑張ります」
 スクールは小中学生が対象ですが、その他の年代の希望者の相談にも応じます。月額4000円(入会費など別途)。見学自由。問い合わせは、佐久間さんTel080-5504-9314

(刈谷ホームニュース2020.11.13掲載)

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