知立の歴史ぶらり探訪・翁のいざない
第22話(後編) 屋根のない美術館
屋根のない美術館めぐりの2番目は、『ネコゴッコ』。知立駅南の交差点のすぐ近くに設置されていますが、気付かない方も多いのではないでしょうか。ステンレス製のネコに追いかけられているサカナが2匹。どら猫風のネコの表情がとても愉快で、また慌てふためいているサカナの形もユーモラス。〝街角のメルヘン〟とでも名付けたいような作品です。
案内板にいわく、「創造性を大切にした、魅力ある文化的環境の整備実現のために、愛知教育大学彫刻研究室の協力のもと、ここに土地区画整理の事業完工記念として、製作者都築美咲氏の作品を展示しています」と。この作品は、「第8回野外彫刻プロムナード展」展示作品。設置されたのは平成20年。以来6年間、鬼ゴッコならぬ『ネコゴッコ』が続いています?
さあ芸術の秋真っ盛り! スケッチブックやカメラを片手に、屋根のない美術館巡りへ、ぜひお出掛けください。
(坂之上九門)
(知立くらしのニュース 2014.11.15 掲載)