弘法大師の史跡巡る

上重原町周辺を石川さんが案内

【弘法大師ゆかりの井戸があった場所を案内する石川さん(左から3人目)】

 NPO法人まちづくり重原が11月28日、重原町の史跡を巡る「歴史散策」を行いました。
 古代から人が住み、平安・鎌倉・室町時代には碧海郡北部で最も栄えていたといわれる重原を、多くの人に伝えたいと企画。今回で11回目です。
 案内人は市観光ガイドボランティアの会会長で同法人歴史部会の石川峯夫さん。参加した市内外の15人は、史跡の前で話す石川さんの説明に耳を傾けました。
 空海(弘法大師)の伝説地で、約1カ月滞在したといわれる同町の赤目樫元弘法や、刈谷市下重原地区などにある「三つ井戸弘法」、重原陣屋跡を訪問。刈谷ふるさとガイドボランティアの会のメンバーも参加しており、知立と刈谷にまたがる史跡を巡りながら、歴史に思いをはせました。
 石川さんは「重原が古くから人が住んでいた場所ということを地元の人にも知ってもらいたい。いつかは重原城址が史跡として整備されるのを期待しています」と熱意を込めました。

知立くらしのニュース2021.01.22掲載

関連記事一覧