伝統芸能「山車文楽・からくり」学ぶ
知立小 〝知立の宝物〟に見て、触れ、実感
総合的な学習の時間に「ふるさと発見・知立の宝物」を学び、知立まつりについて調べている知立小の3年生126人が、11、12月に知立まつりで上演される「文楽・からくり」について学びました。
文楽では、知立山車文楽保存会山町人形連が来校し、滑稽な動きで笑いを誘う『寿式三番叟』を披露、児童らは実際に人形を操る体験もしました。
人形の遣い方を習った児童たちは「重い」「面白い」などと楽しそう。中田るうあさんは「近くで見てすごく息が合っているなと思った。体験では、足を動かすのが意外に難しかった」。横山一君は「あんなに重い人形を持って動けるのはすごい。左手は軽くて動かせたので楽しかった」。
からくりでは、知立からくり保存会が、『一の谷合戦』の3体の人形と、人形を動かす装置で、物語に合わせて演じる〝知立のからくり〟の特徴を伝えました。
「1体の人形に4人が16本の糸を引いて動かします。とても狭い所に14人ぐらいが入るんですよ」と杉浦五一会長。糸を操る体験をした大山礼登君は「簡単そうだったけど力が要った。楽しかった」。
山町人形連の三浦康司会長は「体験することで知立まつりにもっと関心を持ってもらい、一人でも多くの子どもが祭りに関わってくれるとうれしいですね」と目を細めました。
知立くらしのニュース2021.01.22掲載