安城の天野さん、手嶋さん、知立の新野さんがコンサート

宗次ホールでカ・ラ・フ・ル アンサンブル！

　安城市の天野初菜さん（ピアノ）と手嶋莉子さん（マリンバ）、知立市の新野智子さん（フルート）が1月21日、名古屋市中区栄の宗次ホールで、「カ・ラ・フ・ル アンサンブル！」に出演、3人の合奏や独奏を披露しました。同ホール主催のランチタイム名曲＆名曲＆名曲コンサートvol.2122。

　3人は、モーツァルト「フィガロの結婚」より“序曲”をはじめ、パッヘルベルのカノンなどを合奏。
　新野さんはフォーレ「シチリアーノ」、ビゼー「アルルの女」、手嶋さんはネッケ「クシコスポスト」、山田耕筰「この道」を、それぞれ天野さんと演奏。天野さんはドビュッシー「アラベスク」を、新野さんと手嶋さんは宮城道夫「春の海」を披露しました。
　マリンバがまだない時代の曲をアレンジしたり、同じ編成のために書かれたデクリストファロ「フルート、マリンバ、ピアノのためのトリオ」を奏でたり、色とりどりの響きを、ホールいっぱいに届けました。

　新型コロナウイルス感染対策のため、この日の進行は、新野さんと手嶋さんが務め、「天野さんの話を楽しみにされていた方は、また別の演奏会で」などと新野さんが説明。
　手嶋さんは「宗次ホールの素晴らしい響きが本当に大好きで、この大好きな空間をマリンバの温かい音でいっぱいにしたい！と思い、選曲しました。『この道はいつか来た道』という詞で始まるこの曲ですが、この（コロナ禍）の状況も 『そういえばあの時大変だったよね、そんなこともあったね』と、振り返って言える日がいつか来ますように という願いを込めて演奏します」と、ステージで話しました。