知立文協が50周年記念誌発刊
歩んできた道のりつづる
知立市文化協会が、4年かけて制作した創立50周年記念誌「ちりふ文化」を発刊しました。薫田八郎会長は「文化協会がこれまで歩んできた道のりを結果だけではなく、動機や背景、発起人など表面に出ていないことや、個人にクローズアップすることができました」と胸を張ります。
昭和46年発足の同会の50年間をつづった記念誌。30周年記念誌以降の平成12年から令和2年までを主に記載し、1200部作成。会員約1000人に配布した他、市図書館や国立図書館に寄贈しました。
4章で構成され、第1章は立ち上げに尽力し、初代会長を務めた故野村尚次さんのインタビューで巻頭を飾り、設立のいきさつ、文化環境の整備、事業の発展などを記載。
第2章には、長年、運営・企画に携わってきた薫田会長が50年を振り返りながら、今後の課題を語っています。20年間の活動記録の年表も。編集委員の増田道博さんが担当した年表には、デザインや写真などへのこだわりが満載です。
第3章は加盟する110部会の紹介、第4章は各賞受賞者や市の文化に関する条例などを収録しています。
「発足の経緯や思いなどを改めて認識し、文協の存在意義を見直すきっかけにしてほしい」と岡田美穂子副委員長。薫田会長は「市との交渉や各部会の交流、発表の機会・場づくりを担っています。〝何かやりたい〟と思う人たちの入り口になれれば」と話します。
記念誌はA4判147㌻、オールカラー、1000円(税込み)。数に限りはありますが、販売しています。
知立くらしのニュース2021.02.26掲載