黒板アートで生徒にエール
刈谷市 雁が音中PTAが制作
コロナ禍でつらい思いをしている生徒たちにエールを送ろうと、雁が音中学校PTAが黒板アートを制作。校内の昇降口付近と図書室の2カ所の黒板にチョークで絵を描き、このほどサプライズで生徒に披露しました。
今年度、新型コロナウイルスの影響でPTA主催の一部の事業が中止に。「代わりに何か力になれることがないか」と黒板アートを企画。制作には、女性を中心とする有志16人が参加しました。
昇降口付近の作品のテーマは「I can fly!」。天使や満開の桜、青空などが描かれ、デザインを担当した小林さおりは「夢を持って前に進んでいってほしい」とメッセージを送ります。
図書室の黒板アートは「未来に向けてのエール」と題し、桐木栄美さんがデザイン。天空へ延びる階段と扉の向こうに浮かぶ希望の球、虹などが多彩に描かれています。「希望を持って頑張ってほしい。コロナに負けないで!」と桐木さん。
1月16日、約5時間かけて制作。同18日の朝、登校した生徒が「何これ」「すごい」と驚く様子を見たPTA会長の池田勝紹さんは目を細め、「感染防止対策を徹底して行いました。チャレンジする私たちの姿に、子どもたちが諦めない気持ちを感じ取ってもらえたら」と話していました。
刈谷ホームニュース2020.02.26掲載