知立の歴史ぶらり探訪・翁のいざない

第23話(後編) 三河知立駅開業100年

 知立市公式ソング『知立は知立(ともだち)』(作詞/やなせたかし、作曲/ミッシェル・カマ)の歌い出しは、〈♪三河知立の夢人(むじん)(えき)ここではみんな顔なじみ〉。皆さま方も、何気なく、知らず知らずのうちに口ずさんでおられるのではないでしょうか。
 さて三河知立駅、今でこそ無人駅ですが、1959(昭和34)年に現在の知立駅ができるまでは、知立の堂々たる玄関口だったのです。23(大正12)年、土盛りの高架上に新知立駅が作られて、名鉄本線への乗り換えが可能になったのですが、これが大変な難航苦行。なんせ、狭い木製の階段を駆け上がる必要があったのです。この苦労から開放されたのは、現在の知立駅開業以降のこと。
 59年4月1日は現在の知立駅開業記念日ですが、階段上りのつらさが笑い話になった日でもあります。2015年は、三河知立駅開業100年!

(坂之上九門)

【三河知立駅のホーム】

(知立くらしのニュース 2015.1.17 掲載)

関連記事一覧