竹キャンドルで哀悼
刈谷市 熊・竹燈りの会
東日本大震災被災地への思いを込め、「熊・竹燈(あか)りの会」が竹キャンドルを並べて「燈」の字をつくり、刈谷市民ボランティア活動センターの玄関ロビーに展示しています。3月30日まで。
同会は、熊地区の男性約25人で活動しています。震災2年後から絆、輪、結、希、望、想、和、令の漢字を竹キャンドルで表し、刈谷駅前で行われた鎮魂イベントや同センターで展示。震災から10年の節目を迎える今年、この取り組みを最後とすることにしました。
「燈」の字は、約200本の竹キャンドルを使用。会員自らが竹を切り出し、2月上旬に熊市民館で製作しました。キャンドルの中にLEDライトを仕込み、同会発起人の藤田政夫さんは「被災地を思う皆さんの心にも温かい光がともれば」とほほ笑んでいました。
活動を振り返る写真なども展示。会長の井上直之さんは「災害時の行動と同様に、私たちの活動も助け合いと感謝の気持ちでずっと続けてきました。これからも忘れずに持ち続けたい」と話していました。月曜休館。