羽子板やつるし飾り、富士山も

 20年以上にわたり、さまざまなジャンルの手作り作品に励む高山みち子さん=碧南市霞浦町=の「押し絵・羽子板作品展」が4月3、4日、碧南市商工会議所で開かれます。一年前に開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。「作品展を開くか悩みましたが、周りの方の声に背中を押してもらい、決意しました」と高山さん。

碧南の高山みち子さん作品展

【七福神の羽子板】

 近年まで岡崎の教室に通い、技術を学んでいた羽子板は80センチほどのものが中心ですが、秋田県まで出向き購入した秋田杉で作った150センチの羽子板は高山さんの代表作。打ち掛けの柄を切り抜いて和紙に貼り合わせた額装作品は、鶴と菊のバランスを考えて模様が引き立つように工夫されています。

 また、10年がかりで制作した富士山は、縦2・5メートル、横7・2メートル。ハマグリやアサリ、シジミなどをひとつずつちりめんで包み、貼り合わせて山肌や裾野を表現した大作です。その他、干支や和服姿の女性の貼り絵、つるし飾り、小物なども多数展示されます。

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