「くつろぎの龍馬」像完成
三河龍馬会が創立5周年記念に制作
NPO法人三河龍馬会が創立5周年を記念し、坂本龍馬像を制作、13日、刈谷市でお披露目式典を開きました。
「『よお、来たか』と気さくに声を掛けているような〝身近にいる龍馬さん〟を造りました。どこにもない龍馬像になり満足しています」と信原玲子理事長。
『くつろぎの龍馬像』と称した右手を上げてベンチに座る等身大の像が完成。剣術修行や脱藩後に少なくとも5回は通ったといわれているため、東海道松並木沿いへの設置を目指しています。
制作は、高知市の「龍馬の生まれたまち記念館」中庭の坂本龍馬座像、乙女像などを制作した造形家の平地正利さん=高知市。特別講演会で平地さんは「人物の外見だけでなく内面から出てくる人となりも表現できるよう心掛けました」と語り、制作秘話などを紹介。
信原理事長は、刈谷市の臨時教師の傍ら、刈谷、知立市の小学校で〝龍馬の生きる姿勢〟を広めています。「旧東海道沿いには龍馬像はまだ存在しません。この松並木沿いに建立するという大きな夢を実現させたい。そして志を持った子どもたちが育つよう〝龍馬魂〟も伝えられれば」と熱意に燃えます。
同会では、板垣退助らとともに明治時代の自由民権運動に奔走した知立の偉人「内藤魯一」の像にも着手。龍馬像と並べての建立を計画しています。
知立くらしのニュース2021.04.09掲載