鍛冶屋の柴田さん作品展
鍛鉄製品の製造販売を手掛ける柴田火造=碧南市鶴見町=の柴田美香さんによるシバタミカ鍛鉄作品展「鉄の螺旋Ⅲ」が、同市弥生町のカフェカノンで開かれています。22日まで。
柴田さんは100年近く続く鍛冶屋の4代目。8年ぶりの作品展には、ランプや椅子、フック、スツール、蚊取り線香台などの実用的なものからオブジェまで、新作が約50点並んでいます。
碧南のカフェカノンで22日まで
多彩なガラスが特徴の「ぶどう」は、ガラス作家に作ってもらった赤や黄、緑色などの吹きガラスを、柴田さんが作った円の枠にはめ込み、ステンドグラスのような透明感。鉄の冷たさと、温かみのあるカラフルなガラスのコントラストが目を引きます。
工事現場で使用されていた足場板やL字の鋼材などを利用して作られた作品は、自然の風雨によってできたさびや腐食などを利用し、人工的には作れない模様が生まれています。今回の作品展では、家で過ごしている時間を有意義に過ごしてもらうための作品も多く展示されています。
「作品はどれもオンリーワン。お気に入りを見つけて、おうち時間を楽しむアイテムにしてもらえたら」と話します。午前11時~午後4時。月、火曜定休。柴田さんは会期中在廊しています。