空き家改装し❝よりどころ❞

おたがいさまの家「あいあい」 弘法に開設

【「多くの人に利用してもらいたい」とメンバーら】

 ぶらっと立ち寄れる〝たまり場〟に―。南医療生活協同組合知立支部の会員を中心とした運営委員会が、長年空き家だった弘法1の民家を改装し「NPOおたがいさまの家 あいあい」を4月4日に開設しました。
 「出会い、支え合い、助け合い」から名付けた「あいあい」。会員で家主の沼田教子さんから空き家を提供され、昨年11月から会員や地元の住民らでリフォームを開始。延べ200人余が床の張り替えや庭木の伐採、清掃などに携わりました。
 土地面積は約191平方メートル。2階建てで離れに茶室もあり、「家が新しい役割をもらって生まれ変わったようでうれしい」と沼田さん。
 開設日のオープンまつりで、同支部の築山富江代表が「2006年の支部発足時から拠点をつくるのが夢でした。皆さんのよりどころとなり、これからも住んでいて良かったと思えるまちづくりをしていきたい」とあいさつしました。
 平日午前9時~正午まではコーヒー・紅茶などを提供(有料)する他、茶道や手芸、マージャンなど趣味の活動で使い、第1・3金曜午後2~6時に学習支援を行っています。
 運営委員会の太田茂登子代表は「子どもも大人も利用でき、多世代の交流の場にしたい。各中学校区にこのような拠点をつくるのも目標です」と胸を膨らませます。

知立くらしのニュース2021.05.14掲載

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